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シアル酸に期待できる効果とは?シアル酸を多く含む食べ物やサプリも紹介

シアル酸は、美容や健康に効果が期待できる成分です。ツバメの巣やローヤルゼリー、牛乳などの食品にシアル酸が含まれています。本記事ではシアル酸に期待できる効果や、シアル酸を多く含む食べ物、効果的な摂取方法について解説します。

シアル酸は美肌や健康への嬉しい効果が期待できる

近年、美肌や健康に重要な役割を果たしているとして注目されているのが糖鎖です。糖鎖は全ての細胞の表面に存在しており、細胞同士がくっつくときに受容体となったり、細胞間で情報を伝達したりする働きがあるとして期待が高まっています。シアル酸はそんな糖鎖を構成する成分の一つです。まずは、シアル酸そのものに期待できる嬉しい効果を紹介します。

肌を若々しく保つ効果が期待できる

シアル酸に期待できる効果として、まず挙げられるのが肌を若々しく保つことです。

シアル酸には細胞同士をくっつける働きがあります。肌のハリやみずみずしさの源であるコラーゲンのもとにもなるとされています。繊維状になったタンパク質が組織や細胞をつなぎ合わせて肌のハリや弾力を生み出すのです。

ある研究では、細胞の老化プロセスにおいて糖鎖中のシアル酸の変化が確認されました。まだ未知の部分が多いものの、シアル酸が肌にもたらす働きの重要性が注目されています。

免疫力を高める効果が期待できる

糖鎖は免疫システムにもかかわっています。細菌やウイルス、がん細胞などによって糖鎖の構造が変化すると、免疫システムが「異物である」と判断し活性化されるのです。

しかし、糖鎖の栄養素が不足すると免疫システムはうまく働きません。異物の侵入や細胞の異常などに対して反応が遅れるため、美容や健康に影響を及ぼす恐れもあります。

シアル酸の量が十分であれば、糖鎖の構造は正常に保たれます。免疫力の向上にも大いに期待できるでしょう。

シアル酸は副作用の心配が少ない成分

シアル酸は美容や健康にさまざまな効果が期待できます。また、現時点で副作用は確認されていません。「シアル酸が入った化粧品やサプリを使いたいけど副作用が心配」という人も安心できるでしょう。

ただし、シアル酸に限らず、化粧品の使いすぎやサプリの過剰摂取は避けた方が無難です。たくさん摂取すれば効果が高まるという訳ではありません。肌のバリア機能が逆に低下したり、かえって体に負担をかけたりする可能性も考えられます。また、特に普段から薬を飲んでいる人は、サプリを飲む前に必ず医師に相談しましょう

シアル酸を効果的に摂取するには含有量の多い食品を選ぼう

シアル酸はヒトの母乳、ヒトや牛の唾液などに含まれていますが、これらから摂取するのは現実的ではありません。シアル酸を摂取するならやはり食品からがおすすめです。含有量が多く、効率的に摂取できる食品を紹介します。

ツバメの巣

参照 https://cart.bi-su.jp/beauty_ingredients.html

ツバメの巣は中国で古くから美容や健康によいとして珍重されてきました

シアル酸の含有量も桁違いです。オスのアナツバメが約30日かけて唾液だけで作り上げる巣には、100gあたり10,000mgのシアル酸が含まれています。人間の唾液の含有量は、わずか6mg/100gにすぎません。シアル酸が豊富とされるローヤルゼリーと比較しても、ツバメの巣の含有量は約200倍もあります。

また、ツバメの巣にはEGF(上皮成長因子:ターンオーバーのサイクルを整え、肌の再生能力を高める)も含まれています。

ただし、ツバメの巣は低品質のものや偽物が少なくありません。品質の確かなものを選ぶことが大切です。

ローヤルゼリー

ローヤルゼリーは100gあたり50mgのシアル酸を含んでいます。食品としてはツバメの巣に次ぐ含有量です。

ローヤルゼリーは働きバチが体内で消化・分解した花粉やハチミツを、下咽頭腺・大あご腺から分泌したものです。本来女王バチしか食べることができないため「王乳」とも呼ばれています。

ローヤルゼリーは豊富な栄養を含んでいることから「自然のパーフェクトフード」の呼び名もあります。美容や健康によいとされており、ローヤルゼリー含有の健康食品やサプリも少なくありません。実際、肌の水分量が向上した、毛穴が目立ちにくくなった、色素沈着が改善したという研究結果もあるほどです。

牛乳

シアル酸を手軽に摂取できる食品として牛乳があります。チーズなどの乳製品にもシアル酸は含まれています。スーパーやコンビニで購入でき、食生活に取り入れやすいのがメリットです。

ただし、牛乳に含まれるシアル酸は約0.2mg/mlにすぎません。ツバメの巣やローヤルゼリーと比較すると微量と言えます。母乳に比べても少なく、牛乳由来の乳児用ミルクではシアル酸が十分でないとされています。

鶏卵

卵黄にも含まれていますが、シアル酸が多いのはカラザと呼ばれる白い部分です。卵黄を中心に固定する働きがあります。しかし、卵を調理する時には取り除いてしまう人が多いのではないでしょうか。

しかし、シアル酸だけでなく、ビタミンB1・B2、カルシウム、リンといった栄養素も含まれています。カラザもそのまま食べたり調理したりするのがおすすめです。

シアル酸を効果的に取り入れる方法

シアル酸は食品以外からも摂取できます。サプリメントならより効率的です。化粧品で肌から取り入れてもよいでしょう。

シアル酸が配合されたサプリメントで内側からケア

シアル酸配合のサプリメントは、効率的に摂取したい人におすすめです。食品から摂取しづらいシアル酸をピンポイントで摂ることができます。錠剤やカプセルなどさまざまなタイプがあり、自分が飲みやすい形状を選べるのもメリットです。

サプリメントを選ぶ時のポイントとして、安全性や品質、用法用量をチェックすることがあります。

日本ではサプリメントに明確な定義がありません。普通の飲料や菓子類と変わらないようなものもあるので注意が必要です。製造元がGMP(Good Manufacturing Practice:医薬品の製造管理及び品質管理の基準)をクリアしているなど、一定の品質を確保しているものがよいでしょう。

また、摂りやすいことから過剰摂取になる恐れもあります。サプリメントはあくまで「栄養補助」と考えて、頼り過ぎないことが大切です。

シアル酸が配合されたコスメでスキンケア

シアル酸には肌の酸化を防ぐ働きがあります。酸化を引き起こす活性酸素は、本来体に必要なものです。しかし、増えすぎるとシミやシワ、たるみの原因になるとされています。シアル酸は細胞の間で情報を伝達し、つなげることで肌のハリやみずみずしさを保っているのです。また、シアル酸はコラーゲンやヒアルロン酸を適切な場所に送り込む役割も担っています。

朝晩のスキンケアにシアル酸配合のコスメを使えば、肌からシアル酸の効果を取り入れられるでしょう。

シアル酸は美容や健康への効果が期待できる成分

シアル酸は免疫システムの働きを正常に保つのに必須の成分です。細菌やウイルスの侵入を防ぎ、細胞の異変に対応して健康維持に役立ちます。また、コラーゲンの生成を助けてくれるため美肌効果にも期待大です。

シアル酸は牛乳や鶏卵といった食品からも摂取できますが、ツバメの巣やローヤルゼリー由来のサプリメントを活用すればより効率的です。積極的に摂取して、シアル酸の美容や健康への効果を体感してみましょう。