授乳や育児の負担、ホルモンの変化などが原因で、産後、姿勢の悪化や猫背が進行することがあります。
しかし、適切な姿勢の保持や姿勢改善の方法を知ることで、健康な身体を保つことができます。
今回の記事では、産後の姿勢についての原因や影響、改善方法などをわかりやすく解説します。
産後におすすめの楽な姿勢
正しい姿勢の保持
背筋を伸ばし、肩を下げ、骨盤を立てるような姿勢を意識しましょう。
骨盤から背筋が伸びていると、体のバランスが整い、身体への負担が軽減されます。
座位でのリラックスポジション
クッションやクッション性のある椅子に座り、背中をしっかりとサポートしましょう。
腕や肘をしっかりとサポートすることで、肩や首の緊張を緩和します。
和室でのくつろぎ方
畳の上での座り方や姿勢をサポートするには、クッションや敷物を利用しましょう。
畳の上に敷くことで、座り心地を改善することができ、体の負担を軽減することができます。
背中や腰にも座布団などを利用すると、さらに体への負担を軽減することができます。
また座っている時には、足を組まないように両足を揃えて座りしょう。
長時間同じ姿勢にならないようにするためには、定期的に少しずつ体を起こしたり、立ち上がって背筋を伸ばしたり、少し歩くようにしましょう。
血液の循環を促進して、体の疲労を軽減することが大切です。
産後ママにおすすめのアイテムと活用法
バランスボールの利用
バランスボールに座ることで、体幹の筋力を鍛えながら楽な姿勢を保つことができます。
姿勢を矯正し、腰や背中の負担を軽減する効果があります。
横向きの寝姿勢
寝る際は、横向きの姿勢がおすすめです。
腰や背中にクッションを置いてサポートしてあげると、楽な姿勢を保つことで体の負担を軽減できます。
授乳姿勢の工夫
授乳時には、楽な姿勢を保つことが重要です。
授乳クッションや肘掛けを使用して、背中や腰への負担を軽減しましょう。
円座クッションの活用法
出産による組織の損傷や縫合部の痛みに悩む方もいます。
仙骨の歪みや骨盤の広がりがある場合には、座ることが辛くなることもあります。
特に産後に仙骨周囲の筋肉が緊張することで、尾骨の歪みが生じることがあります。
その際には、円座クッションを検討しましょう。
円座クッションは骨盤をサポートしてくれますので、正しい座り方を促すことが出来、骨盤の安定化を助けてくれます。
商品によってクッション性が異なりますので、具体的な商品の選び方は、医師や産後ケアの専門スタッフに確認しましょう。
産後の姿勢が悪いとどうなるの?
筋肉の緊張と痛み
姿勢の悪さにより、肩や首、背中の筋肉が緊張し、痛みやこりの原因となることがあります。
骨盤の歪み
姿勢の悪さや体のバランスの崩れにより、骨盤の位置が歪んでしまうことがあります。
これにより、腰痛や骨盤の不快感が生じることがあります。
姿勢の悪化
姿勢の悪さが習慣化すると、正しい姿勢を保つことが難しくなります。
これにより、体のバランスがさらに崩れ、さまざまな健康問題が引き起こされる可能性があります。
産後の姿勢が悪い人の特徴
前かがみの姿勢
授炊事に掃除、洗濯などの家事に加えて授乳や抱っこもしなければならないため、普段から頭や肩が前かがな人は、姿勢の悪化が見られることがあります。
産後に猫背になっていませんか?
産後の体力の低下や体重の変化によって、腰の筋力の低下することがあります。筋力の低下は、姿勢のバランスを崩す原因になり、猫背になりやすくなるのです。
肩や首の緊張
緊張した肩や首の筋肉を持つ人は、姿勢の悪さが見られることがあります。
腰の前傾
骨盤の位置が前に傾いている人は、腰の負担が増え、姿勢の悪化が見られることがあります。
産後の体型の変化
産後には、体力や体重だけではなく、肩甲骨の動きが変わってしまう人もいます。
肩甲骨が制限されることで、正しい姿勢を保つために必要な筋肉の働きが阻害されてしまい、猫背になってしまう人もいます。
姿勢への意識低下
産後には、目の前のことにおわれてしまい、姿勢への意識が低下することもあります。
意識が低下することで、正しい姿勢を保つ習慣が形成されないため、猫背が進行する可能性もあります。
産後の姿勢が気になる人がやってはいけないこと
長時間同じ姿勢でいること
長時間同じ姿勢を続けることは、筋肉の緊張や姿勢の悪化を引き起こす可能性があります。
定期的に姿勢を変えるように心がけましょう。
背中や腰への負担をかける重い物の持ち運び
重い物を持ち運ぶ際は、背中や腰に負担がかからないように注意しましょう。
適切な姿勢や体の使い方を意識しましょう。
姿勢を無理に矯正すること
無理な姿勢の矯正は逆効果となる場合があります。
適度なストレッチやエクササイズを行い、徐々に正しい姿勢を身につけるようにしましょう。
不適切な寝具や枕の使用
寝具や枕が体に合わない場合、姿勢の悪化や体の不快感を引き起こす可能性があります。
適切な寝具や枕を選ぶようにしましょう。
自己判断での姿勢改善
自己判断での姿勢改善は、逆効果や健康リスクを引き起こす可能性があります。
姿勢改善に関しては、専門家のアドバイスや指導を受けましょう。